思考ログ

知識が増えるほど気持ちよくなれない理由|ドライ難民が生まれる構造

ドライオーガズムの相談を受けていると、一生懸命勉強している人ほど気持ちよくなれていないことがある。

知識は守るために必要なもの

SMプレイでは、縄や鞭などの技術をM側が習得していることはよくある。女王様の気持ちを理解するために学ぶケースもあれば、知識を得ることで自分の身を守ることができるからだ。

例えば、どの位置に縄が入ってしまうと危険が伴うのか、鞭での予期せぬ事故を防ぐためにはどのような場所がいいのかなど、知らないと危険なプレイかどうか判断できないからである。

でも快感は逆の動きをする

快感責めに関しては逆で、M側は知識を増やせば増やすほど、快感が遠のいていく。(快感を感じる仕組みについては後ほど解説する。)

快感を求めた結果、逆に快感が遠のいてしまうという悲しい構造。

責め手側も同じ問題を抱えている

責め手側も問題を抱えている。現在は責め手側をターゲットにした講習やnoteなどが乱立していて、講習を受けて技術向上するという流れができてしまっている。

ある程度の経験を積んだ上で講習を受けられればいいが、性感開発の基礎が身についていない状態で講習を受けた場合、小学校上がりたての子がいきなり小学3年生の授業を受けるような状態になる。

また、講習を受けた後は「学んだ言葉を発信しないと」とすぐにアウトプットに走りやすい。アウトプットは非常に大切だが、技術が定着していない状態だと逆効果になってしまう。

講習資料やメモをもとに構成した日記は『なんだか凄そう!』と読み手にいい印象を与えるが、技術の落とし込みができていないため、紹介している内容に対して技術が追いついていない状況となる。

そんな中、その内容に反応する意識の高いMとマッチングしてしまい、新たなドライ難民を生み出していく。

結局、気持ちよさを感じるのは脳

快感は、身体ではなく脳で感じている。
だから、素直な脳みそが一番気持ちよさを感じられる。

逆に、分析モードに入ると、快感は一気に遠のく。

快感に関する知識やテクニックをM側が必要以上に学習した場合、脳がドライオーガズムについての分析モードに入ってしまう。「脱力しなければ」「PC筋を意識しなければ」「指を自分からも締め付けなければ」など自分が拾ってきた知識の再現をしようと脳がフル稼働してしまう。

さらには、「この身体が動く感覚がドライなのか?」「いや、もっとガクガクと動き出すはずだ」「あと何分後に激しいガクガクが来るのか?」など分析モードに入ってしまうと、脳が快感を感じにくくなる分析モードへと入っていってしまうのだ。

温泉に入るときの違い

ここで快感違いにはなるが、温泉に入った時の快感を例に解説する。

温泉に入って、「はあ〜、気持ちいい」と素直に感じられる人は、しっかり身体を緩めながら気持ちよさを感じる。

でも、「湯温は42.1℃、pHは8.2、ナトリウム塩化物泉、外気温は18℃…」なんて考えながら入る人は、どうしても緩み方が浅くなる。温泉に入って気持ちいいと感じる前に、脳が分析モードに入ってしまっているからだ。

脳はシンプルにできる

もちろん、慎重なタイプの人には、それに合わせたアプローチもある。

でも、温泉でそこまで分析している人が少ないのと同じで、ドライオーガズムのときの脳も、もっとシンプルにすることはできる。

それなのに、人はなぜか複雑な方向へ持っていこうとする。

素直な男が一番気持ちいい

一度立ち返ってみてほしい。中学生や高校生の頃、初めて快感を得た時、こんなに複雑に快感について考えていただろうか。もっと気持ちいいことに対して素直に受け入れていなかっただろうか。

素直な男は、一番気持ちいい感覚を必ず得られる。

投稿者プロフィール

あやね
あやね広島痴女性感フェチ倶楽部キャスト兼講師
広島で活動中のM性感セラピスト。
ドライオーガズム・前立腺性感を専門に、癒しと快感のバランスを大切にした施術を追求しています。
「快感のあとの独り言」では、性感の裏側・施術者としての記録・独立準備を綴っています。

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